新橋演舞場に行ってまいりました〜
もちろん舞台を鑑賞しに。
数十年前に近辺を外回りに従事していた時期があり、
平日の昼間において、優雅に舞台見物している方々を
羨ましく思ったものです。
で、実際に体験してみると
まぁそんなものだと(^◇^;)
さて、鑑賞した舞台は
新派・松竹新喜劇合同喜劇公演です。
二部構成で、「お種と仙太郎」と「明日の幸福」です。
出演は、客演的な久本雅美さん、高島礼子さんを始め
新派と松竹新喜劇の幹部俳優が名を連ねました。
話の内容として、
お種と仙太郎は、江戸時代の化政文化(あたりかな)の関西(住吉ですから
難波の方かな)です。
筋は、嫁姑問題を人の振り見て我が振りなおせを基に、
嫁いびりする姑を改心させる説話もの。
明日の約束は、昭和30年代くらいの政界の大物(フィクサー)を主人とする
お金持ちの家の話で、こちらも嫁姑を題材としていますが、共通の敵は
大旦那(家の主人)です。
馬の埴輪をこの家の主人と言うか、逆らえない権力の象徴や慣習、道徳に例え
ユーモアを交えながら、家族の大切さや本当の幸せ(価値があるもの)は
何かを見つけていく物語です。
※個人の感想。
それでは、感想です。
良かった点として、
久本さんが芸達者で、一番光っています。
今時代、藤山直美や高畑淳子と並ぶ
お客を呼べる役者さんではないでしょうか。
渋谷天外さんも、流石でしたが
第一部で仙太郎を演じた
藤山扇治郎さんは、藤山寛美のお孫さんなですね。
これから伸びるのではないでしょうか。
第ニ部の演出は生誕百年記念と題する
石井ふく子さんです。
BS12における「ありがとう」を毎週拝見しております。(関係ないか)
夜分における家の照明が、人の温かさを感じて
大変良いです。
また人であれば誰でも追い求める「幸福」と言う目には見えないものを、
役者の目配せだけで感じさせるのは、こちらも流石でした。
では、良くなかった点。
一部における
おせい役の波乃久里子がおそらく
間違って舞台に出たところ。
演出かもしれませんが、
あの表現はおそらく
この観客(70代くらい)には
伝わりにくいし、
間違いでなければ
音響や照明で工夫すべし。
二部では、演出についてです。
舞台の時計が動いてません。
夜のシーンなのに
ズ〜っと1時50分をさしたまま。
真夜中です、きみ悪い。
前半、あまりにゆっくりなペースなので
寝てしまいました。。。
まぁ、ほぼ全員お年を召された方なので
しょうがないですね。
役者では、高島礼子さんはお綺麗ですが
それだけ。三田村邦彦に至っては、棒読みが目立つ。
体調不良の水谷八重子に代わり久本さんが主演を務めてましたが、
食われてましたね、完全に。
久本さんは当初家政婦役の一人として出演される予定だったのですが、
演出としては、猿回し的な進行役をお願いしたかったのでは。
最後の話しのオチも、なんじゃこりゃって言う
昭和的なものでした。
もう、1,500席の劇場(箱)を埋める舞台を
運営していくのは難しいのではと思ってしまいました。
理由として、今後このような舞台内容で満足したり、
同じ思想(考え)を共有する層が少なくなっていくのでは
ないでしょうか。
なんせ、多様化で、配信(いつでも好きな時に)の時代ですから。